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社会福祉法人十愛療育会は1988年重症心身障害児施設「横浜療育園」(2003年、医療棟の増築を機に、横浜療育医療センターと改称)を運営するに当たり設立、2007年地域療育センター「あおば」、2010年重度身体障害者生活施設「たっちほどがや」を、更にヘルパーステーション「まいはーと」、病児保育室「あさひ」、保育室「ひかり」と事業を展開、その運営を行っています。
当法人は横浜療育医療センター(以下「横療」とする)を中心に医療スタッフと生活支援員、リハビリテーション担当職員がチームとなり、学齢前は「あおば」で訓練、生活指導、相談、成人期からは「横療」とたっちで生活支援、日中活動、社会参加、家族支援に力を入れています。
重い障害のある人たちは身体的にも自らの移動が難しく、言葉によるコミュニケーションも困難な方が多くいます。生活のほとんどに他人の手を必要としています。言葉を変えれば支援のあり方に全てを託さざるを得ない人たちなのです。それだけに私達の責任は重いのです。私達が何も言わない人たちだから心もないと考えれば、その支援は機械的になります。心を大切にと思えば、その支援は言葉を添えた温かなものになります。人間の柱は情緒であることを忘れたくないと思います。
人は先ず「ここに在る」ことから全ては出発するのです。そこから個人、一人ひとりが個としてのその存在が見え、その存在が他の存在とつながっていくとき、その個は個として大きくなり、その人だけがもつ個性を発揮し成長していきます。
私たちはそんな一人ひとりの人生の歩みに大きく関わる仕事であることを思い、誠心誠意相手に向かいたいと思います。
当法人は1施設の時代が長かったこともあり、今日まで私たち職員に、重い障害の人たちにとって何が最も大切なことかを教え、導いてくれたのは、他ならぬ「横療」のメンバーの人たちでした。上記に記した十愛療育会の基本方針は全ての事業に共通するものであり、それぞれの事業の対象により、専門分野が加わりますが職員の使命はおなじです。理念の具現化は当然簡単に出来るものではありませんが、その実現に向け全ての活動を集約していくことに法人全体で力を尽くしたいと考えています。
尚、私 日浦は、10年間務めた訪問の家理事長を2010年3月に辞し、4月より当法人理事長専任となりました。
2010年7月 十愛療育会 理事長 日浦美智江 |